さて、前回はムダに引っ張ってしまい、申し訳ないことをした。
さて、ここで見て欲しいのはアウターのワイヤリングです。
このハンドルの下で交差しているのはシフトのアウターケーブルです。
左側はFD用、右側はRDを引きます。
下の写真を見ると、その謎が解ると思うけど、アウターガイドに通ってからダウンチューブの下で、ワイヤーをクロスしてます。
まぁ、これ自体はそれほど目新しい技じゃないんだけど・・・
じゃぁ、なんで、ワザワザクロスさせるか?
ワイヤーの負担を軽減させるためとか仰る方もいるかも知れないけど・・・
アタシにとって重要なことは、美しいこと。
自転車を前から見たとき、フォークチューブの前で交差している方がアウターのワイヤリングワークが美しく見える。
従って、左右のアウターの長さを決める時、アタシは結構、慎重になる。(シンメトリックであることが大事です)
話は前後するけど、デイレーラーをつけた後、チェーンの長さを決めます。
アタシの場合、スプロケは11×25なので、チェーンの長さはギヤがトップに入った状態で決める。
この状態で、RDのプーリー(小さい歯車ね)が地面に垂直であること・・・だそうな。
従って、チェーンの長さを決める時は、チェーンがアウターのチェーンリングに乗ってないといけない。
その為には、FDにワイヤーを掛けて引っ張った状態にしてやらなくちゃ。
更にその為には、シフターからFDに向けてワイヤーが生えてなくちゃいけない。
故に、ハンドルを先につけておく必要がある。
と、言うわけ・・・あーシンド。
こんな感じね↓
話はそれるけど、昔、シマノは「スパーク」って言ったかなぁ、トップノーマルのFDを作ったことがある。
FDは、ワイヤーを緩めると、バネの力で、インナー側に落ちてしまうのだが、このスパークはワイヤーを緩めるとアウター側に上がってしまい、インナー側に落とすには指の力で引いて落とさなくてはいけない。
解る人は解ったと思うが、登坂の最中、チェーンに思いっきりテンションが掛っていると、インナーに落としたくても、バネの力じゃ落ちきらないことがある。
これって、FD、全く仕事できていないことになる。
そこで、チェーンにテンションが掛っていても、インナーに落ちないことが無いように指の力でインナーに落とし込もうと言う作戦である。
スバラシイ!
アタシは、今でも、FDはトップノーマルであるべきと考えています。
因みに、あるとき、Di2で、チェーにテンションが掛った状態でインナーに落とそうと思ったら、ヤッパリ落ちませんでした。
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